集中治療における医療倫理を多職種間で考える

「救急・集中治療における終末期医療に関するガイドライン –3学会からの提言-」の公表から数年を経たが、集中治療における医療倫理の課題は解決したのだろうか。DNARの名の下に行われる安易な治療の不開始、差し控え、中止が後を絶たない。高齢化社会におけるエイジズムと医療倫理のあり方、小児の自立性尊重と終末期医療における意思決定プロセスなど問題は山積している。本企画では症例報告を含めて多数の演題を多職種から募集し、集中治療における医療倫理の問題点と今後のあり方を検討したい。