臓器不全を科学する〜基礎から臨床まで〜
集中治療医学・医療は、脳、心、肺、肝、腎、血液(血管内皮)、消化器など全ての臓器を研究対象とし、臓器不全に対する集中治療の成否が症例の予後を大きく規定していることは周知の事実である。心肺、肝腎など諸臓器の機能連関に関しての理解が進み、単一臓器ではなく複数臓器を視野にいれた集中治療の重要性は広く認識されている。単一臓器、複数臓器不全を問わず最新の基礎・臨床研究の成果を発表していただき、今後の集中治療・集中治療医学の発展に寄与する事を期待して本シンポジウムを企画した。