早期リハビリテーションを始めよう。チームビルディングの実際
ICUにおけるリハビリテーションは、早期に開始することが重要であると認識されている。早期リハビリテーションを実行するためには、鎮痛鎮静管理を含めた人工呼吸管理の理解、リハビリテーションを実行するためのマンパワー増強、介入頻度を増加するための365日体制の構築、患者に関わる多職種の学際的な集学チームと職種間連携などが重要な課題となる。しかし、チームビルディングは容易ではなく、多くの障壁に直面することが予測される。本企画の目的は、チームビルディング(仲間が主体的に自分らしさ、多様性を発揮しつつ、相互に関わりながら一丸となって共通のゴールを達成しようとする組織作り)の実際を理解し、多職種協働の質の高いリハビリテーションを理解することである。