特徴ある早期リハビリテーションプログラムの実際
ICUでの早期リハビリテーションは、「長期の安静臥床に伴う合併症を予防する」ことから、「より早期に自動運動を促し患者の身体活動性を向上する」ことへと変化しつつある。さらに近年では、多くのリハビリテーション手段(基本動作能力の改善や運動機能の向上および早期離床を図る理学療法、日常生活動作の自立を促し精神心理および認知機能の向上を図る作業療法、言語聴覚および咀嚼摂食嚥下機能の改善を図る言語聴覚療法など)による包括的なアプローチも注目されている。本企画の目的は、リハビリテーション専門職種が、おのおの特徴あるプログラムの実践を報告し、職種間でその知識や技術を共有することである。