重症患者の症状緩和ケア

ICUに入室している重症患者は、様々な身体的、精神的苦痛や症状を有している。医療者はそれらの苦痛や症状を、患者の言動、表情、様子、各種生体情報等からとらえ、かつ推し測り緩和しようと対応している。その過程で緩和方法を模索したり、より専門的知識を有する医療者に助言を求めたり、難渋して悩むこともあるのではないだろうか。重症患者の症状緩和ケアは十分果たせているのだろうか。症状緩和ケアの向上に向けて検討する機会としたい。