浅鎮静下のケア
人工呼吸器装着期間やICU入室期間の短縮等が図られ患者が享受しうる利益が大きいことから、浅鎮静での人工呼吸管理が推奨され、ICU管理の主流となっている。浅鎮静による患者管理は患者にとって、身体面の利点だけでなく、意思疎通や他者とのつながり、医療への参加も可能になるなど利点は大きい。一方、患者が自覚する身体・精神面での苦痛や不安、またときに医療者が対応上で感じる難しさもないとはいえない。浅鎮静下におけるケアの実際や配慮、課題等について意見交換し、より良い浅鎮静下のケアを考える機会としたい。